『癒し』と『祭り』―夢も希望も失ってしまった現代人に、
疲れ果てた日常を癒す安らぎの場(癒し)とその日常を吹き飛ばすような活力に触れる場(祭り)を提供する。
大型ショッピングセンターのフードコートでありがちな、全国チェーン風のいわゆる顔のない店ではなく、
路面店ないしは個人店のごときマニュアルに縛られない元気で明るい真心こめた
「おせっかいな」サービスを提供する。
夢も希望も失ってしまったが、その代償として、贅沢というものを身につけてしまった。
違いのわかる現代人を満足させるべく、味に妥協はせず、
常に新しい味をとことんまで追求した『懐かしいけど新しい味』を提供する。
おいしいけど何が入っているかわからない・・・そんな食べ物はごめんです。
老若男女すべての人が安心して食べることができる吟味された食材を使用し、信頼のおける商品を提供する。
それが、たこ焼より旨いたこ焼き、大阪なにわのたこ焼き、元天のねぎ蛸です。
元天 名前の由来
ダブルネーミーニングになってまして、一つは、読み方のとおり「原点」ということです。
もうひとつは功利主義にならずに「天」の「元」にかえってものごとに取り組んでいこう、
「儲かったらそれだけでええっちゅうわけやない」。
それが「元天」です。
商いへの想い
儲けるための商売だという方もいるかもしれませんが、
不思議なことに儲けようとだけ思って商売して、本当に儲かった人はいないと思うんです。
儲けるだけではあまりにもむなしいと思いませんか?
商売というのは元々心を込めて商品を仕入れ、それを心を込めてお客さんに売る。
特に私達は食べ物という命を売っています。
私達商人はお客さんとの間で命をやりとりしているということを、
しっかり肝に銘じて商いしていかないといけません。
それには魂のこもったやりとり、人間関係が必要だと思っています。
大事なのは人のはずなんですが、
今のスーパーやコンビニ、ファーストフード店の機械化された環境では生きたやり取りはできないのです。
それはマニュアル化された接客にも言える事です。
だから私は 「まずは、接客マニュアルをやぶり捨てる」 ことから始めました。
簡単な例ですが、マニュアル製作者が「いらっしゃいませ、こんにちは」と言えばお客さんは喜んでくれた。
そこには喜びがあって、お客さんとの間で心のやりとりがあった。
そんな、製作者の実体験がまとめられています。
店員は社員研修で、そのマニュアル道理の指導でそのとおりに接客する。
でも、その店員が実際にそれを行うときには、すでに最初に発見した商人の喜びはもうないんです。
その途中で心が失われてしまって死んでいるんです。
マニュアルに書くことができるのは知識だけで、生きた喜びは書くことができません。
商いは受験勉強じゃないんですから、知識だけを身につけてもダメなんです。
自分とお客さんとの間で喜びを作り出さないと商人・商売の意味がない。
そんな想いから、「マニュアルに縛られない接客」を目指しています。